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洋芝で施行される函館記念 実はヨーロッパ血統は強くない!?過去10年のデータを調べると意外な結果が… 函館記念レース分析

 

今回は函館記念のレース分析を行っていこうと思います。函館記念(芝2000m)はその名の通り、函館競馬場で開催される重賞(G3)で、函館競馬場で開催される重賞レースでは一番歴史の古いレースとなっています。夏の競馬の風物詩と言えるハンデ戦で行われます。サマー2000シリーズの第2戦としても行われます。

 

さて、そんな歴史ある函館記念、洋芝と言われる札幌競馬場を除く他の競馬場で使われていない芝でレースが行われるため、昔からヨーロピアン系の血統の馬が好走すると言われています。

そんなある種の都市伝説が本当なのかも、レース分析をする上で実際に調べてみようと思います。

 

 

 

 

函館記念で好走する血統

 

1着に来る血統は?

 

さて上でも書きましたが「洋芝」という特殊な馬場で行われるレース。では過去10年のデータで実際にどのような結果が出ているか確かめていきましょう。

 

過去10年のデータより、函館記念で1着に来た血統は、サンデー系が3頭、グレイソブリン系が3頭、ノーザンダンサー系が2頭、そしてミスプロ系が1頭、ロベルト系が1頭となっています。

 

日本競馬を席捲しているサンデー系がどの競馬場でも強いのは仕方ない面もありますが、こうやってみると、確かにヨーロピアンな血統が来ています。グレイソブリン系というのはジャングルポケットに代表するトニービン系、アドマイヤコジーンやスターオブコジーンなどを輩出する、コジーン系(コジーン自体はアメリカ産w)などはバリバリのヨーロッパ系統でイメージでは東京競馬場で強いイメージがあります。

 

このレースでは最近あまり見ることのなくなってきたそのグレイソブリン系が健在のレースで10年で3勝となっており、またノーザンダンサー系(実はノーザンダンサー自体はアメリカ産w)も2勝しており、サンデー系全盛の中、奮闘している結果が出ています。

 

また、そんな中で日本の競馬界でサンデー系の2位にまでその地位を上げてきているミスプロ系は1勝という洋芝の影響をもろに受けた結果が見えます。

あと、もう一つデータから読み取れる結果があります。それはサンデー系以外が勝った7レース中、4レースで母父にサンデー系がおり、このデータから父サンデー系か母父サンデー系の馬が10年で7勝となっており、勝馬を探す際にはサンデー系に注意が必要です。

 

2,3着に来る血統は?

 

では函館記念で、2,3着に来る血統について調べていきましょう。

函館記念では確かに勝馬という条件では、ヨーロピアンな血統が勝馬の5割を占めている結果が出ていました。

 

では、2,3着の馬はどうかというと、過去10年20頭中11頭がサンデー系が占めており、さらに勝馬を10年で一頭輩出しているロベルト系をひっくるめたヘイルトゥリーズン系として見てみるとなんと、20頭中17頭がここから輩出されており、さらに父か母父にヘイルトゥリーズン系を持った馬という条件で見ると、なんと馬券に絡んだ30頭中27頭がヘイルトゥリーズン系の血を持った馬から輩出されています。

そうなんです、北海道の洋芝レースは、確かにヨーロピアンな血統も来ていると思います。しかし、実体はヨーロピアンな血統が強いのではなくアメリカンなヘイルトゥリーズン系天国だという結果が出ているのです。

これは、通説を覆すという意味では結構衝撃な結果じゃないでしょうか?こういうことを調べてみるからからこそわかる面白いデータでもあります。

もしここのブログを見た皆さん、要注目ですよ!!

 

 

ハンデから馬券を考える

 

勝馬の特徴とは

 

では、今度はハンデという条件で馬券を考えてみましょう。函館記念での勝馬の特徴は斤量56㎏が過去10年で5勝となっています。また54㎏も3勝となっており、勝馬はこのどちらかから考えていきたい結果となっています。

 

2,3着馬の特徴とは

 

次は2,3着に突っ込んでくるのはどのような斤量を背負っている馬が突っ込んできているか調べてみます。

結果、函館記念では、斤量55㎏の馬が20頭中6頭、56㎏の馬が20頭中4頭となっており基本的には56㎏55㎏の斤量を背負った馬から考えていきたいと思います。

 

馬番3番と2枠に注意

 

馬番3番が過去10年で4度馬券に絡んでおり、押えておきたい番号となっています。また3番を含む2枠全体も過去10年で30頭中7頭が馬券に絡んでいる結果が出ていますので2枠も注意しておきたい枠となっています。

 

二桁人気馬が好走すには条件がある

 

二桁人気馬がこのレースで好走するには条件があり、母父にノーザンダンサーの血を持った馬が強い結果が出ています。過去10年で二桁人気馬が馬券に絡んできた5度ありましたが、4度は母父にノーザンダンサーの血を持った馬が好走しています。またその4度のうち3度は父ヘイルトゥリーズン系、母父ノーザンダンサー系となっており、ド級の穴馬を狙う際にはここから馬券を狙っていきたい結果が出ています。ちなみに唯一の1回も父がタニノギムレットとなっておりヘイルトゥリーズン系の血を持っています。

 

 

まとめ

 

以上のことから面白いデータが揃いました。

このデータは来年以降も残して、今年の結果が出たら修正を入れ来年以降も使えるデータとしていきます。

主要なデータ

  • ヨーロッパ血統が強いのではなくヘイルトゥリーズン系の血を持った馬が強い
  • 勝馬はハンデ56㎏、54㎏から探す
  • 馬番3番には注意、過去10年で4度馬券に絡んでいる
  • 二桁人気馬を買う際には母父ノーザンダンサー系を探す。

 

簡単ではありますが、過去10年のデータから函館記念を分析してみました。

一度参考にしていただけると幸いです。