クイーンS レース分析 父サンデー系を1着で買ってはいけない理由
今回はクイーンステークスのレース分析を行っていきます。
クイーンステークスは、札幌競馬場で行われる重賞競走(G3)で、芝1800mという条件で施行されます。夏の牝馬戦といえばこのレースがまず思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
今回はそんなクイーンステークスを分析していきます。
クイーンステークスのイメージはひと昔前だとヒシアマゾンやトゥザヴィクトリーなどのG1馬を輩出しているレースでもありましたが、10数年前より、牝馬戦線の名わき役を輩出するレースとしてのイメージを持っています。
エアデジャヴーから始まり、オースミハルカ、レクレドール、デアリングハートやアサヒライジング、アイムユアーズといったG1では一歩届かない、されど実力を持った馬が勝つというイメージを持っているレースです。去年はのちのG1馬アエロリットを輩出したましたが、基本的にはこういうイメージを持ったレースです。
さて、そんなクイーンステークスさっそくレース分析を行っていきます。
クイーンステークスで注目したい血統
1着馬の血統とは
過去10年で3勝を挙げているノーザンダンサー系や2勝を挙げているミスプロ系とジャングルポケット産駒に注目したいレースです。しかし、それよりも父系より母父に注目すると母父にサンデー系が入った馬が10年で6勝しており、こちらをより重要視していきたいレースとなっています。また、サンデー系の直系が10年で2勝となっており出走頭数の割には苦手としているレースです。
2,3着馬の血統とは
こちらは1着馬に比べるとはっきりしたデータが出ています。10年20頭中14頭がサンデー系を筆頭とするヘイルトゥリーズン系が馬券に絡むレースとなっています。
またその中でも10年で4頭が馬券に絡んだゼンノロブロイ産駒に注目しておきたいレースで、それほど頭数のいないゼンノロブロイ産駒が出走する場合は注意が必要です。
1着馬の脚質の特徴
クイーンステークスでは、4角4番手以内で回った馬が過去10年で7勝を挙げており、開幕週も相まって逃げ先行馬が強い結果を出しているレースです。
また、先行馬が全体的に強く、4角5番手以内で回った馬という条件で見ると、30頭中16頭がこの条件で馬券に絡んできています。
3歳馬に注意
この時期の3歳馬が古馬混合重賞としては珍しく、10年で4勝を挙げているレースです。
今年2018年は7月開催のため3歳馬の斤量が51㎏と例年より1㎏軽くなる点も踏まえて馬券を考えるのもよいかもしれません。
5歳馬は2,3着で買うべし
5歳馬は10年で2勝しか挙げていませんが、2,3着という条件で考えると、20頭中12頭が5歳馬から輩出されており、注目しておきましょう。逆に3歳馬は10年で4勝を挙げていますが、2,3着馬という条件で見ると、10年で2頭しか馬券に絡んでいません。
3連複や3連単を買う際には1番人気を軸とする
1番人気が強いレースで3勝しか挙げていませんが、2着4回、3着1回と毎年のように馬券に絡んでいますので、このような馬券を買う際には軸馬として買いましょう。
馬番2番に注意する
馬番2番は過去10年で5度馬券に絡んでおり、そのすべてが2着以内となっています。また2017年まで、過去4年馬券に絡んでいるので注意しましょう。
注目データ
- 父系より母父に注目すると母父にサンデー系が入った馬が10年で6勝している
- 2,3着馬の血統を調べると、10年20頭中14頭がサンデー系を筆頭とするヘイルトゥリーズン系が馬券に絡んでいる
- 1着馬の脚質の特徴では4角4番手以内で回った馬が過去10年で7勝を挙げている
- 3歳馬が古馬混合重賞としては珍しく、10年で4勝を挙げているレース
- 5歳馬は2,3着で買うべし
- 3連複や3連単を買う際には1番人気を軸とする
- 馬番2番は過去10年で5度馬券に絡んでおり、そのすべてが2着以内となっている