FX初心者におくるFX初心者のためのFX講座② ～ポジション編～
今回はFXでのポジションの持ち方についてお話しましょう。
FXを始めるにあたって１番最初に知ってもらいたかったことは前回のFXのリスクについてですが、今回はその次のステップ、実際にポジションを持ってみようです。
Pro化に伴いドメイン変わりました
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①保持する通貨を決める
まず、第一に保有する通貨を決めましょう。そこで知らなければならないのは先進国通貨と、新興国通貨についてです。新興国の場合、まだ国の基盤が不安定なため、国としての信用が低いです。前回お話したように基本的に高めのスワップがつきます。日本の場合、0.1％と超低金利政策を行っていて、持っていても100万円持っていて1000円しか付きません。これがトルコリラなら100万円分トルコリラを持っていたら、1年間で16.5万円もの利子がつくことになります。とても美味しいですよねぇ？
何もしないでも通貨を持っているだけで利子はもらえる。100万円あれば、最大25万通貨まで持てます。
25万通貨あれば一年間保有するだけで何と、１２３万７５００円も利子が付きます。これだけあれば普通に副収入としてやってけます。よーし、みんなトルコリラを買おう！！
と、ならないのがFXの怖いところ。
２０１７年度での実績ではありますが、トルコリラ／円の高低差（最高値－最低値）はおよそ５円でありました。これをフルレバレッジ（２５倍）で運用した場合、仮に年初最高値の３２円で２５万通貨を買って、最低値の２７円となった場合評価損（確定してない損）が
およそー１２５万円となってしまいそこまで落ちた瞬間に口座に預けていたお金がすべてなくなり、さらにマイナスになった分の２５万円を証券会社に支払わなくてはいけません。まぁ捨てた金だし２５万円ならいいか？くらいに思えればすごいなぁっと私はおもうわけですが、
普通の人の感性なら一瞬で１２５万円も失えばしばらく立ち直ることが出来ないと思います。まぁ、実際にはロスカットがあるのでそこまで持つこと自体不可能なのですが。
まぁ、逆に言えば最低値で拾って、１年間保有して５円も上がれば、２５０万円くらいの利益になる可能性もあるんですけどね。私は少なくともそういったリスクを背負うつもりはありませんが。
さて少し脱線したのですが、ではここまで全く話に出ていなかったのですが先進国通貨の特徴についてお話しましょう。
先進国と言えば、有名どころではドル、円、ユーロでイギリスのポンドも先進国通貨と言えるでしょうか？基本的にこの４つが一番オーソドックスな通貨と言えます。では通貨の特徴なのですが、基本的にドル以外金利が安いです。そのため一見保有する価値がないように思えますが、見方を変えると先進国通貨には先進国通貨のメリットがあります。
一番は国が崩壊するリスクが少ない
アメリカがこの地球上からなくなる可能性ってどれくらいあるでしょう？まず、現在では考えられませんよね。ではこの日本は？
日本も国がなくなり円が消滅する可能性は低そうです。でも、例えばトルコなどはどうでしょう？むしろトルコという国自体あまり知らないという人の方が多いのではないでしょうか？現在の価格は1リラおよそ24円から22円の間をさまよっている通貨なのですが、18年前には197円という価格がついていました。それが今では22円です。およそ10分の1にまで価値が落ちていて、もしかしたらトルコリラ自体無くなる可能性だってありますよね。そういったリスクが低いのが先進国通貨の特徴です。
②保有する通貨量を決める
では次に保有する通貨量を決めましょう。
ただ、ここを決めるのはあくまで自己判断なのでここで書くことがすべてではありません。
ここで書くのはあくまで自分の意見なので、あくまで参考に考えて頂けると幸いです。
私はFXを始めて最初に持った通貨は当時、安定していて金利もまぁまぁ高かった豪ドル／円のキャリートレードです。
当時始めた当初（2015年5月～6月）の豪ドル／円のレートがおよそ95円。素人丸出しの私が何も考えずに93円～95円のレンジの中で、
1万４千通貨を保有してレンジ内の上げ下げで利益を得ようとしたのですが、
９５円というのはかなりの高値圏で豪ドル／円の最高値が１０７円だったことを考えると、上のレンジに１２円程度の余地しか残っていなかったにも関わらず、知らずに大金を分の悪い賭けに手を出したも当然のことでした。その後、7月の豪雇用統計の結果が悪く、急激に値段を下げ、一時89円まで落ちて、その後ちょっと値を戻しました。
正直、89円にまで落ちた時ですら数日で－6万近くの評価損益に行ってしまった瞬間は軽く焦っていました。元々、FXに入る前はバイナリーオプションで儲けようとそっちで頑張っていたのですが、一日で18万円をスってしまって損をすることに恐怖してました。なのでFXをやるときは絶対に負けないようしていたつもりだったのですが、見通しが悪かったことに加え、時期も悪かった（苦笑）
夏に入ったボーナスも追加で追い金して、さらに使ってはいけないお金まで使ってかなり口座維持率を上げてなんとか命拾いしていたのですが、その瞬間は唐突にやってきました。
チャイナショック
忘れもしない2015年8月24日、一瞬にして暴落、あいまいな記憶ではあるんですが確か15分もしないうちに89円から81円にまで落ちた記憶があります。あまりのことで硬直して動けなくなりました。その時はすでに81円くらいなら耐えれる口座維持率だったのですが、当時はまだ始めたばかりでどこまで下がるかわからない恐怖に頭はパニックでした。
それからというものその豪ドルはずっと塩漬け状態となり去年ポジションを解消するまで、一度も95円というレートまで戻さず、
ずっと頭痛のタネでした。その後も何度もなんちゃらショックで痛い目を見ましたが、さすがに今は少し冷静に暴落を見ていられるようになりましたが…
また話がズレたのですがそれほどポジションを取るタイミングはよーーーーく考えないと、数年前の私のような悲劇をもたらすことになるかもしれません。なので本当に注意して購入しましょう。
私がお勧めする、FX 投資のトレード方法にもつながる話なのですが、基本的に長期で運用するなら低レバレッジの投資に限ります。
私は当時、100万円を口座に入れていましたが、結婚資金にするため去年口座からお金を抜いたので今は吹けば飛ぶような額の6万円しか入っていません。それでも維持できていますし、4月から再開して5月末現在、はやくも年利5％を記録しています。理由はうえで書いたように色々なショックを体験して暴落が来ても、こー来たらこーなるというのが自分の中で確立されているからでしょう。
でも、〇〇ショックを経験して暴落タイミングでも冷静に居られるようになるまでは、必ず低レバレッジで投資したほうがいいと思います。
私は基本的に通貨量を実効レバレッジが1倍台に収まるように買ってます。そうすることで結構な暴落にも耐えれるのが一番なのと何より少し余剰を残すことで、気持ちに余裕を持たすためです。
そしてどのような銘柄を選んでいるかというと、実はあれだけけなしてたトルコリラです。トルコは現在、史上最安値を1か月ごとくらいに更新する異常な通貨なのですが、さすがにここからの暴落は緩やかになるだろうとの予測からです。
何といっても年率16.5％の金利はさすがに眩すぎる。が理由です。
こういうことから保有する通貨は慎重に慎重を重ねて、決める方がよいでしょう。
ここまでのまとめとしては
- 初心者は低レバレッジで始めよう
- 保有する通貨は慎重に決めよう
です。また暇なときに加筆修正を加えると思うのでまた興味がある方は見て下さい。ありがとうございました。
