アイビスサマーダッシュ分析 外枠が強いレースで2枠を推す理由。買える馬の条件とは
さて、週初め最初の記事はアイビスサマーダッシュのレース分析を行っていきます。
アイビスサマーダッシュとは新潟競馬場で施行される重賞競走(G3)で、芝・1000mを直線だけで行われる日本唯一の条件で行われるレースです。
また牡牝混合重賞ではありますが過去17年で牝馬が11勝している「夏は牝馬」の格言が生きているレースでもあります。
今回はそんなアイビスサマーダッシュをデータから読み取っていこうと思います。
血統で考えるアイビスサマーダッシュ
1着に来る血統
このレースで強い血統と言えばサクラバクシンオー産駒がまず挙げられます。過去10年で4勝を挙げており、2着1回3着1回という成績を収めています。また、サクラバクシンオーの血は母父に入っても強力で、2度馬券に絡んでいます。
またノーザンダンサー系とミスプロ系も良い結果を出しており、過去3勝ずつを挙げています。またサンデー系はこのレースを苦手としており、馬券に絡んだ馬は過去10年で30頭中2頭だけとなっています。
2,3着に来る血統
勝馬のところで挙げたノーザンダンサー系や、ミスプロ系がここでも強く過去10年で20頭中12頭がこの両血統から輩出されています。
それ以外では、珍しいところで言えばマンノウォー系というかなりの零細血統が強く、少ない出走馬の割には健闘しており3頭が馬券に絡んでいます。10数年前にこのレースを勝って後のスプリンターズSを勝ったカルストンライトオもこの血統なので出走馬に居た場合は注意したいところです。
枠順から考える
このレースでは枠順が非常に重要で、8枠が過去10年で6度馬券に絡んでおり、頭数で出すと30頭中8頭が8枠から輩出されており圧倒的に強い結果を出しています。
また、10番以降の馬番が馬券に絡んだ頭数で見ても、30頭中16頭が10番より外の馬番の馬が来ており、外が優勢となっています。
と、ここまでは有名な話で今年も外枠の馬が人気になることが予想されます。
では、ほかの目線で見てこのレースと相性が良い枠番を探して見ると見つけました!!
2枠の馬が10年で30頭中6頭がここから絡んでおり、3番と4番は特に良い成績を挙げているので、注意が必要です。あとは6枠や7枠も強く、外になればなるほど良い結果を挙げていることから2枠の成績は特筆するべきことかもしれません。
人気で馬券を考える
このレースではほかの短距離重賞では見られない、ある特徴がみられます。それは1番人気が強い結果を出していことです。1番人気を背負った馬は10年で5勝、2着1回という成績を残しており、短距離と言えば荒れるイメージを覆す良い成績を挙げています。また3番人気の複勝率も高く10年で5度馬券に絡んでおり、注目しておきたい成績を挙げています。
牝馬が強いレース
一番上にも上げましたが、牝馬がこのレースでは非常に強く、10年というくくりで見ると、7勝を挙げており、勝馬は牝馬から考えると良い結果となるでしょう。
また複勝率も高く、10年20頭中8頭が馬券に絡んでおりまずは牝馬から馬券を検討すると良いでしょう。
二桁人気の穴馬は母父から考える
このレースで好走する二桁人気馬にはある特徴があり、それは母父にノーザンダンサーの血を持っているかによって買えるか買えないかが決まります。
このレースでは10年で4度二桁人気馬が馬券に絡んでいますが、その内3度が母父にノーザンダンサー系を持っていました。ですので二桁人気馬を買う際には母父にノーザンダンサーの血を持っているかも注目しましょう。
以上のように色んなデータがでてきましたが、偏ったデータが出ているレースこそ、その条件が外れた時は半端なく荒れるので、そういったこと頭に入れておきたいところです。
注目データ
- このレースで強い血統と言えばサクラバクシンオー産駒
- 2,3着馬はノーザンダンサー系や、ミスプロ系が強く過去10年で20頭中12頭がこの両血統から輩出されている変わったところではマンノウォー系にも注意
- 8枠が過去10年で6度馬券に絡んでおり6枠や7枠も強いため外にいる馬は注意。内枠を買う場合、2枠が非常に好成績を上げているので注目しておくこと
- 1番人気を背負った馬は10年で5勝、2着1回
- 3番人気の複勝率も高く10年で5度馬券に絡んでいる
- 牝馬が強く10年で7勝を挙げている
- 二桁人気の穴馬は母父にノーザンダンサーの血を持っているかを確認