グループリーグ突破となるか!?運命のポーランド戦 あえて引き分け狙いを推奨するわけ
帝王賞の分析は久しぶりにヒットする結果となり、皆さんの馬券ライフに参考にとなっていましたら幸いです。では今日は、なに書こう?というところなのですが、
今日は明日のワールド・カップ日本代表VSポーランド代表の試合の臨み方について書いていこうかなと思います。
現在のポーランド代表はグループリーグ2戦を終えH組最下位となっており、グループリーグ突破が不可能な状態となっており、日本戦は実質消化試合となっています。
一方、日本はというと2戦を終えた現在、H組1位となっておりポーランド戦で負けた場合でも、場合によってはグループリーグ突破という状況です。そんな状況ですので、
通常では、ポーランドの心理を考えると完全に未来を閉ざされ意気消沈していて、日本戦でのモチベーションが低いことが考えられます。
反対に日本はグループリーグ突破が、現実的な状況となっており、引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決定します。
そのため日本代表の心理では、ここまでの勢いのままポーランド戦に臨み、勝って決勝トーナメントに進出したいという気持ちを強く持っていることが予想されます。
では、これらを踏まえて、ポーランド戦の臨み方について書いていこうと思います
ポーランド戦で日本が注意すべき点
日本が圧倒的な有利な条件で試合を進めることの出来るグループリーグ唯一の試合です。相手のモチベーションは低い、引き分け以上で自力突破で、
負けてもコロンビアVSセネガルの試合でセネガルが勝てば突破という条件で、日本にとってはポジティブなデータが揃っています。そのような状況で注意すべきこととはどのようなことがあるのか、ここではそれを考えていきます。
(1)ポーランドは世界8位
忘れてはいけないのはポーランドのFIFAランキングは世界8位で、このH組では最上位に位置付けられ、負けているとはいえタレント力、組織力といった潜在能力はやはり日本を凌駕しています。現時点で、各所色んなところで、楽観的な意見が聞かれますが、私の意見ではこのような楽観的な意見はかなり危険な考え方だと思います。
「腐っても鯛」
という言葉があるように、ポーランドにも意地があります。そして世界各国どこでも共通でしょうが、何もできないまま自国に帰国しようものならバッシングも相当なものになるでしょう。ですので、きっと日本戦でも本気で勝ちに来ます。そしてそんな状況になったときに日本側が驚いて戸惑う状況だけは回避したいですね。
「勝って兜の緒を締めよ」というわけです。
(2)引き分け狙いだって立派な戦術
上でも書きましたが、日本の心理状況はここまでの勢いのまま、勝って決勝トーナメントに進出したいと思っていることでしょう。しかし、ポーランドにも意地があり、しかも失うものはありません。
そのため下手をすると、防戦一方の展開になることも考えられます。そうならないためにも攻めの人数を減らして、極端な言い方をすれば6バックで、自陣に引きこもるサッカーを展開しても、いいんじゃないかと思います。
西野監督の性質上、きっと勝ちにくるでしょうが、本気で決勝トーナメントに進出するためにも、そして決勝トーナメント初戦で万全な状態で臨むためにも、コンディションのことを考えてゲームの途中からでもよいので、ボールを回して時間を潰し、体力を温存する作戦もアリかなと思っています。そしてこの作戦の良いところはもう一つあります。
相手の心を「折れる」可能性があります。
想像してみてください。自分たちは最後の意地のためにハードワークしているのに、相手は自分たちのことを意識せずひたすら自陣でパス回し。ボールを奪うこともできず、ひたすらボールを追いかけるだけ。自分なら嫌になりますし、イライラします。そして次第にゲームをあきらめるでしょう。
まぁ、きっとそんな展開にすれば会場すべてを敵に回し、ブーイングの嵐となるでしょうが。しかし、これくらいのことをしなければ勝てない相手だということを決して忘れてはいけません。
弱者が強者に勝つには
日本は弱者です。この大会では今のところボロは出ていませんが、忘れてはいけないのは日本は6月に入るまで今年に入って1度も勝てないチームだったということを。
その弱者である日本が勝つために必要な考え方は、「相手の舞台に立たず、主導権を渡さない」ということです。コロンビア戦はジャイアントキリングを起こさせるために「相手を油断させ、取るに足らない相手」だということを今年の親善試合の結果等から相手を油断させました。
セネガル戦ではコロンビア戦の結果から「相手を警戒させ、下手は打てない相手だと錯覚」させました。ではポーランド戦ではどのような立ち位置で試合に臨めばよいかを考えた時、一番しっくり来たのは「相手の舞台に立たず、主導権を渡さない」つまり、少しでも意地を見せたいポーランド相手とは打ち合わないことです。それは少しでも見せ場を作りたいポーランドの思惑です。なら例えば、その展開とは逆にゆっくり、ボールを保持し、パスを回し、カウンターさせないようにがっちり守りを固めるという展開を持って主導権を渡さなければ、ポーランドは戸惑い、混乱することでしょう。
そこに勝機も出てくるかもしれません。そこでならカウンター一閃を狙うサッカーをしても面白いかもしれません。
という感じで、日本サポーターの99%に反対されそうな戦術の推奨ですが、それくらいポーランドは強い相手だという認識を持って試合に臨んでほしいです。